内 容
「思考する主体と主体が響きあう
対話的カリキュラム」
小さな子どもたちは、まだ言葉を話すことができない段階から、世界を意味ある存在として確認し、世界に意味を作り出しながら生きています。と同時に、小さな子どもたちは、同調的・共感的関係を獲得していく過程で、心地良さとともに「言葉の世界」を獲得していく存在でもあります。
そんな子どもたちが、やがて「思考する主体」として自らと向き合うようになり、そして主体的だけれども共同的に生きようとする、そんな力を豊かに育てる保育実践の姿を、「対話的保育カリキュラム」という概念を鍵に考えていこうと思います。
プロフィール
加藤繁美
山梨大学教育人間科学部教授。
【主な著書】
「しあわせものさし」(ひとなる書房)
「子どもと歩けばおもしろいー対話と共感の幼児教育論」(小学館)
「年齢別保育研究 5歳児の協同的学びと対話的保育」(共著 ひとなる書房)
他 多数。
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