内 容
「ことばの力をとりもどそう」
〜“子どもとことば研究集会 20年”をふりかえって〜
 「日本語の化学」という本が話題になっています。「ことばの乱れ」と表現しないタイトルの面白さに惹かれ、つい読みたくなりました。社会の動向や環境のなかで、おとなのことばや、子どものことばが変化していくわけは? <その背後にあるもの>を追求しながら、また研究会の20年の遅々とした歩みをふりかえりつつ、改めて、ことばの力、思考やコミュニケーション力の回復のために、今私たちにやれることは何か、を考えてみたいと思います。

プロフィール
今井和子
 東京成徳大学子ども学部教授。子どもとことば研究会代表。著書に、「子どもとことばの世界」(ミネルヴァ書房)、「ことばの中の子どもたち」(童心社)【日私幼賞受賞】、「0、1、2歳児の心の育ちと保育」(小学館)、「表現する楽しさを育てる保育実践〜言葉と文学の教育〜」(小学館)、「家庭との連携と子育て支援」共著(ミネルヴァ書房)、「“わたしの世界”から“わたしたちの世界”へ」(フレーベル館)、「なぜごっこ遊び」(フレーベル館)他、多数。